プロフィール

  • 2003年 朝鮮大学校政治経済学部法律学科卒業
  • 2007年 南山大学大学院法務研究科卒業
  • 2008年 弁護士登録
  • 愛知県弁護士会 人権擁護委員会、子どもの権利委員会、中部弁護⼠会連合会⼈権擁護委員会
  • 在日コリアン弁護士協会理事
  • 2015~2017 年度 金城学院大学非常勤講師(マイノリティ論)
  • 共著(コラム寄稿) 「外国人の子ども白書」(明石書店)
    「外国籍だと調停委員になれないの?」(生活書院)

重点取り扱い分野

外国の方々に関する法律問題

  1. 朝鮮・韓国に関するご相談。コリアン士業者(司法書士、税理士、行政書士)との連携のもと、迅速に解決いたします。朝鮮語対応可能。韓国戸籍等の翻訳もお受けします。
  2. 国際結婚・離婚、親権、国際相続などの家族関係に関するご相談。
  3. 在留特別許可、退去強制(強制送還)の取消訴訟など、ビザに関するご相談。
  4. 日本人の父親に認知を受けた未成年者の国籍取得など、国籍に関するご相談。
  5. 交通事故被害、賃金請求・解雇・労災などの一般民事事件全般。どの国の方であっても適正な損害賠償額が得られるよう、最新の知識を持ってご相談をお受けします。

家族に関する事件

DV対応を含む離婚、子どもに関する事件、相続、成年後見など。

労働事件

未払い賃金・残業代請求、解雇・退職・雇い止め、労災(事故による被災、過労うつ、過労死)、セクシュアルハラスメント、パワーハラスメントへの対応など。

企業倒産処理

法人受任のチームワークを活かして迅速に対応し、経営者とご家族の再生を支えます。

外国籍の方々に広く適切な法的サービスをご提供しております。

インタビュー

従軍慰安婦問題との出会いが弁護士を志すきっかけに。

私は在日コリアン3世として、日本で生まれ育ちました。朝鮮人である自分がなぜ日本で生まれたのかなど、自分のルーツを学ぶうちに従軍慰安婦問題に出会いました。また、中学生の時には沖縄で米兵による少女暴行事件が起こり、軍隊による女性への暴力の問題は決して過去の問題ではないと感じ、被害者のケアに関わるような仕事をしたいと考えるようになりました。

女性を取り巻く様々な問題。ひとりで抱え込まないで、まずはご相談を。

DV、嫁姑問題、セクハラ、ストーカー、性犯罪など、女性を取り巻く暴力や因習を直視し、その問題点を踏まえて解決を模索していきます。こうした問題の多くは密室で起こり、ひとりで苦しむ女性がたくさんいらっしゃいます。弁護士に相談するのはとても勇気のいることだと思いますから、聞きたいことは全部聞くことができた、そういう状態でお帰りいただけるように、まずはご本人の訴えにしっかり耳を傾け、それからご希望をお伺いして、こちらの意見やアドバイスをさし上げるようにしています。

日本に暮らす外国の方を法的側面からサポートしたい。

私自身が外国籍であることもあり、在日コリアンだけでなく、中国、フィリピン、ブラジル、パキスタンなど様々な国の方が相談に来られます。在留資格、国籍、国際結婚や離婚、雇用、住居のトラブルなど、外国の方が日本社会で暮らす中で直面しうる法的問題は様々にありますが、どこに相談していいかわからず、あちこちたらい回しになってから来られる方も多数いらっしゃいます。こうした方々にとって頼りがいのある弁護士になりたいと思っています。

法律には理不尽な現実と戦うパワーがある。

弁護士になって、法律の持つパワーを改めて実感しています。たとえば、DVのある家庭、長時間のサービス残業が当たり前の会社などでは、夫や社長がその場の絶対的な権力者であるわけです。しかし、それは法の正義に反する状態なので、弁護士の介入によって、そういった権力構造に切り込んでいって、離婚や慰謝料、残業代などの権利を実現することができます。逆に、法律のパワーは、法律の内容自体に問題がある場合には悪い方向に働きますので、その場合に法律改正に取り組むことも、弁護士の大切な仕事だと思います。

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日本に身寄りのない在日コリアンを弁護士としてサポート。

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