インタビュー
これまで経験してきたこと、培ってきたことが今の仕事に役だっている。
私には銀行での勤務経験があります。また、司法試験受験のときにはホテルや工場等で働いていましたし、妻が働いて私が勉強をしていたこともありました。弁護士になってからも、他事務所で仕事をしたり、自身で事務所を開業してもいました。
弁護士の業務を行っていると、自分がこれまで経験してきたことや知識が、いろいろな人の立場や境遇、考えや思いを理解していくことに役だっているのではないかと感じています。
例えばある労働事件で、工場内で偽装請負があったかどうかが問題となったことがあります。そんなときも、自分が実際に工場内で働いた経験があるため、工場の中の製作ラインがどうなっていて、そこで工員の人がどのように作業を行い、どのようなことを感じているのかなどを、具体的に理解していくことができたのではないかと思いました。
これからも、そんな自分の持ち味を発揮して、人々のお役に立ちたいと願っています。
成年後見分野には特に力を入れています。
やりがいを感じたり、これから取り組んでいきたい業務分野はいろいろあります。中でも、高齢者の方を援助する成年後見等の業務にやりがいを感じています。
これまでいろいろなことを経験し、生活してこられた認知症の高齢者の方と接し、対話し、住まいや食事のことを考え、預貯金などを管理して、生活を援助していくことは、自分に合っているとも感じます。
また、親族の方のさまざまな思いに触れるときには、いろいろなことを感じますし、介護や医療の関係者と話をするときには、これまで知らなかったことを教わったりして、勉強にもなります。これからも、やりがいをもって成年後見人の仕事に取り組んでいきたいと思っています。
趣味のランニングと水泳で、心身をリフレッシュ。
中学時代はバレーボール部、高校では柔道部に所属していたこともあり、体を動かすことが好きです。今はもっぱらランニングと水泳を楽しんでいます。
ランニングは、何をするにも体が大切だと思い、約20年前から始めました。マラソン大会にはあまり出られていませんが、フルで1回、ハーフで5回ほど走りました。日頃は、週末の休みの朝に、3kmから10kmくらいを走ることが多いです。走るとすっきりして、いい気分転換になります。