インタビュー

相談者の気持ちに寄り添い、笑顔を取り戻すためのお手伝いをしたい。

法律相談は、弁護士の力量が一番問われる仕事の一つです。限られた時間の中で問題を把握し、的確なアドバイスをする。単なる法律知識ならインターネットで検索できます。相談者の気持ちに寄り添い、トラブルで抱え込んだストレスを少しでも分かちもって差し上げ、心の交通整理のお手伝いをする。相談室を出たときには、少しでも笑顔を取り戻していただけるような法律相談を心がけたいと常々思っています。

「お父さんのように在りたい」。そんな長女の言葉は本当に嬉しかった。

長女が司法試験に合格した後、ある集まりで「お父さんのような弁護士になりたい」と言ってくれました。というのは、私がある日、大きな花束を持って帰宅したことがありました。10年以上かかった過労死裁判の勝利集会で原告からいただいた花束だったのですが、苦労した事件だっただけに、私自身の喜びもひとしおでした。そんな父親の姿を間近で見て、「私も人のために働き、大きな花束で感謝されるような仕事をしたい」と。それを聞いた時は本当に嬉しかったですね。

日本経済を支える中小企業を法的にサポートし、元気にするお手伝いをしたい。

中小企業の社長たちは、激変する経営環境の変化の中で何とか生き残ろうと頑張っています。経営が悪化し、企業の存続が危なくなって相談にいらっしゃる社長たちは、一様に「自分のことはいい。従業員とその家族のことを何とかして欲しい」と言われます。日本経済を支えているのは、そんな中小企業ではないでしょうか。企業法務は範疇が広く、複雑な問題も多いのですが、それだけにやりがいがあると感じています。

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