自由法曹団が秘密保護法について、第2弾の意見書を発表!
2013年11月20日
自由法曹団が、特定秘密保護法について、第2弾の意見書を発表しました。
http://osakanet.web.fc2.com/himituhogohou/ikensyo2.html
特定秘密保護に関する法律案(秘密保護法案)が衆議院安保特別委員会で、安全保障会議設置法改正案(国家安全保障会議=日本版NSC設置法案)が参議院安保特別委員会で、それぞれ審議され続けている。両法案とりわけ秘密保護法案には各方面からの反対・批判が広がり、欠陥立法であることは白日のもとに明らかになっている。
全国2000名の弁護士で構成する自由法曹団は、緊急意見書「徹底解明 秘密保護法案」(11月5日付)を発表し、法案の構造と問題点をあますところなく解明するとともに、仮にも軽々に採択されることがないことを強く要求した。
にもかかわらず、政府・与党は今週中にも採決をはかろうとし、森雅子秘密保護法担当相は、なんの根拠も示さぬまま「緊急を要する法案なので」とメディアに放言するに至っている。これでは、世論の批判におびえ、平和や人権にかかわる法案の「逃げ込み成立」をはかろうとしていることにしかならない。
本意見書は、秘密保護法案と日本版NSC設置法案の投げかける問題のいくつかについて、その本質と性格を明らかにしたものである。「国権の最高機関」(憲法41条)たる国会が「審議を尽くした」と言えるためには、その審議が、少なくともこれらの問題に、明確な解明と回答を与えるものでなければならない。
本意見書が、国会内外での両法案の批判的検討に寄与し、政府・与党による採決強行の暴挙の「歯止め」となることを祈念してやまない。