東海労働弁護団第53回総会に参加(2012.10.27)
2012年10月30日
10月27日にTKP名古屋ビジネスセンター会議室7Bにおいて東海労働弁護団第53回総会が行われました。東海労働弁護団とは、東海地方で労働者側に立って労働事件を行う弁護士の集団で、名古屋北法律事務所の弁護士は全員所属しています。今年の記念企画ではJAL整理解雇事件の弁護団及び原告の方に来ていただき、3月の東京地裁の不当判決をどのように乗り越えるのかを議論しました。JALの会社更生を理由に非常に多くの労働者が解雇されましたが、実際には、裁判中にJALの会長が出廷して証言したように、解雇された労働者の雇用を維持する事は可能でした。東京地裁の判決は、会社更生の計画として決まった以上、解雇をする事はやむを得ないとするもので、非常に問題のあるものでした。また、JALは解雇後、経費削減に成功し、莫大な利益を上げ、株主に対して多額の配当をしているということです。労働者の生活を犠牲にして利益を上げている事は厳しく批判されなければなりません。
弁護士 白川秀之 総会で訴えをするJAL整理解雇事件原告