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泡瀬干潟自然の権利訴訟 公金支出差止判決

2008年12月02日

埋立事業の公金支出差止め

 沖縄県沖縄市の泡瀬干潟の埋立事業を巡る公金支出差止請求を求める住民訴訟で、11月19日に、那覇地方裁判所は、沖縄県、沖縄市の公金支出の差止めを命じる判決が言い渡されました。
同訴訟は、私が、弁護士になった当初より関与していた事件で、提訴より判決まで約3年を要した事件でした。
判決では、住民側が求めた環境影響評価手続の違法性について、問題点が散見されるとしつつ、違法とまでは言えないと評価したものの、公共事業の経済的合理性については、合理性がないとして、将来の公金支出を差し止めました。

この判決の意義

 この判決では、事業開始当初で経済的に合理的な事業だとされても時間の経過と共に、経済的に合理的ではなくなった場合に、漫然と公金を支出し続けることに対して警鐘を鳴らしたものであると言えます。
沖縄県、沖縄市は控訴をする予定のようです。

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