ホウネット通信

【ご報告】第3回エンディングノート法律講座(2016.11.9)

2016年12月22日

11月9日、ホウネットちくさの主催で「エンディングノート講座」第3回を行いました。

ホウネットちくさでは、今年もエンディングノートを主題にした連続講座を行ってきましたが、(第1回)エンディングノートガイダンス、(第2回)財産管理と成年後見に続くもので、今回は「相続・遺言」をテーマにしました。

事前の申し込みは20名弱だったのが、フタを開けてみると、当日は、世話人含め31名もの方が参加してくれました。

やはりエンディングノートや「終活」には、多くの方が高い関心を持っていることを改めて感じました。

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今回の講座では、「遺言書」に焦点を当てて、遺言書作成の必要性や、作成上の注意点、具体的な作成方法などについてお話ししました。

まずは法定相続人とは誰なのか、その中であげたい人・あげたくない人はないのかとか、子のない夫婦にありがちな誤解の危険性などの相続の基礎知識を前提として、遺言書の種類(自筆遺言証書、遺言公正証書)、自筆遺言証書は全部自筆で書かないとダメですとか、作成年月日は必須とか遺言書作成のルールなどについてお話をさせてもらいました。

本当に基本中の基本の話で、もっと応用編を聞きに来た方には物足りなかったかもしれないと思っていましたが、多くの方が「参考になった」とアンケートに書いてくれましたので、安堵しています。

講義終了後の質問タイムには、遺言書は鉛筆書きでもいいか、相続財産の価格は書かなくて良いのかなどの基本的な質問から、遺言書と異なる遺産分割協議をしてもいいのかとか、遺言書を封かんすると裁判所の検認が必要になるのではないか(封かんの有無を問わず自筆遺言証書は検認が必要です)など、ちょっと高度な質問も出され、充実した講座になりました。

参加してくれた皆さんに感謝申し上げたいと思います。

今後もホウネット会員さんを初めとする市民の皆さんに役に立つ法律知識を広めることを目的として、こういった法律講座を開催していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 弁護士 伊藤 勤也

名古屋北法律事務所では所属弁護士が積極的に相続や遺言、成年後見に関わっています。相続や遺言、成年後見に最も大事なことは「その方の思いにどれほど真剣に向き合い、実現させるか」であると考えています。お悩みがありましたら、一人で悩まずぜひご相談ください。

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