【ご報告】エンディングノート法律講座(2016.2.23)番外編
連続で開催してきたエンディングノート法律講座ですが、今回も千種区、名東区の方をはじめ多くの方にご参加いただきました。今回は番外編として、水谷大定住職(江南市 永正寺)に「昨今の葬儀・お墓事情」と題して、お葬式の形態・形式の問題、費用の問題、気をつけること等をお話していただきました。
近年激増している家族葬ですが、その実態と照らし合わせ「親近葬」の提案があったり、利用者の立場にたった葬儀やお墓についての話に感心しっぱなしでした。「親近葬」って何?と思った人も多いのではないでしょうか。家族葬で密かにすると後から焼香に来る人がいるためや、遺族への義理立て葬儀参列を遠慮し個人と親交があった方へ連絡して葬儀に参列してもらう、というもの。他にも、葬儀返礼品・香典返しの形式やお葬式の食事やお供え物についても、その道のプロである住職だから話せる「葬儀改革」をたくさん聞くことが出来ました。
自分らしい最期を迎えたい、そう考えエンディングノートを残す人は年々増えています。書いておくと良いだろうと思われること様々あります。普段飲んでいる薬や持病のことから、いざとういう時のために介護看病の希望、認知症になった時に自分の財産管理は誰に任せたいか、葬儀や埋葬の仕方はどうしたいか、自分が危篤になったときや亡くなったときに誰に知らせてほしいか、遺言を残しているかどうか等を書き記しておくと、自分に万が一のことがあったときに周囲の人に伝えることが出来ます。
今回の連続講座でも使用したエンディングノートは、書き記した部分を袋とじに綴じることもできます。「自分に万が一のことがあったときに開けてください」としているので、いくら伝えることが大事と言ってもむやみに見られることのないように配慮もしてあります。ぜひこのエンディングノートをご活用いただければと存じます(問合せ先は名古屋北法律事務所です)。
あなただけのエンディングノートを作るお手伝いができればと、2016年度もエンディングノート法律講座を開催します。どうやって書いたら良いか分からない方、今までエンディングノートを買ったけれどなかなか筆が進まない、という方も是非お気軽にご参加ください。相続で揉めないためのポイントや、遺言作成(公正証書遺言など)、成年後見制度、相続税、高齢者の財産管理についてもお話します。詳細は追って名古屋北法律事務所ホームページでご案内します(本記事掲載現在、2016年6月8日、9月28日、11月9日の3回にわたって千種区にて開催予定)。
名古屋北法律事務所では所属弁護士が積極的に相続や遺言、成年後見に関わっています。相続や遺言、成年後見に最も大事なことは「その方の思いにどれほど真剣に向き合い、実現させるか」であると考えています。お悩みがありましたら、一人で悩まずぜひご相談ください。
2016/3/9 ホウネット事務局
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