ホウネットが憲法アピールを発表!
暮らしと法律を結ぶホウネットの会員の皆さんへ
憲法96条の改正に反対し、
平和憲法が暮らしの隅々に生きる社会をつくりましょう!
平年より早く梅雨が明け、酷暑の季節がスタートしました。暑中お見舞い申し上げますとともに、熱中症に気をつけていただきますよう御願いします。
暮らしと法律を結ぶホウネットは、5月25日に開催した総会において、重点課題の一つとして、「地域の隅々から日本国憲法を学び、一人ひとりの市民が自らの言葉で憲法の素晴らしさを語り、平和憲法を守り、憲法が息づく日本をめざす運動をつくりあげます。」という方針を掲げました。
政権与党の自由民主党は、昨年4月28日、憲法改正草案を策定して公表しましたが、その内容は、憲法9条2項を削除し、自衛隊を「国防軍」とし、「集団的自衛権」の行使を認め、基本的人権を「侵すことのできない永久の権利」とした条項を廃棄し、国家の秩序を理由として国民の自由や権利を制限する等、現行憲法の自由主義、平和主義を根本的に否定するものとなっています。私たちは、このような憲法改悪に強く反対します。
自民党は、全面的な憲法改定の地ならしのために、憲法改正規定に関する憲法96条を見直し、衆参両院の3分の2以上の賛成を必要とする現行規定を改め、過半数の賛成に緩和することを打ち出し、日本維新の会などがこれに賛成しています。
近代憲法は、国民が個人として尊重され、人権が擁護されるようにするために国民が権力者を縛るためのルールです。自民党等がめざす96条改定はこの「立憲主義」を根本から否定するものです。
愛知県弁護士会は、5月29日の通常総会で、憲法96条の改正に反対する決議を満場一致で採択しました。そこで、愛知県弁護士会が市民向けの広報のために作成したチラシと、日本弁護士連合会が作成したリーフレットをお送りさせていただきます。
7月21日投票日の参議院選挙にあたっては、憲法改正問題が大きな争点の一つとなっています。主権者が、自由と民主主義、平和を求める日本国憲法が生きる審判を下すことを心から念願しています。
2013年7月8日
暮らしと法律を結ぶホウネット 会 長 松 岡 洋 文
弁護士法人名古屋北法律事務所
弁護士 長谷川 一 裕 弁護士 伊 藤 勤 也
弁護士 白 川 秀 之 弁護士 山 内 益 恵
弁護士 加 藤 悠 史 弁護士 裵 明 玉
弁護士 鈴 木 哲 郎 弁護士 矢 ? 暁 子