「暮らしと法律を結ぶホウネット」秋の連続法律講座法律講座 「残業代請求の仕方」のご報告です。
2010年12月01日
「暮らしと法律を結ぶホウネット」が開催した法律講座につき、下記のとおりご報告します。
テーマ 「残業代請求の仕方」
2010年10月8日(金)18時30分〜
場所 北生涯学習センター 参加人数 8名
講師 裵明玉弁護士
裵弁護士を講師に迎え、残業代請求の仕方について学習しました。そこでは、多くのことを学ぶことができました。
最初に残業とは何かという基本的なことを学習しました。その際、管理職も残業代が出ることを初めて知りました。これまで管理職に就くと、規定の就業時間を超えて働いても、様々な権限をもつ管理職であるため残業代は出ないと思っていました。しかし、今回の講座で、たとえ役職に就いていたとしても、「人事権がある」、「出・退社の時間に自由度がある」、「高額なボーナスなど地位にふさわしい待遇である」などの条件を満たさない場合、管理職にも残業代が出るということを初めて知り、とても勉強になりました。
他にも、残業代請求の際、重要なものは“メモ”であるということを知りました。そのメモに毎日の出・退勤の時間の記録を付けていくだけで、残業代請求において重要な武器になるとのことでした。
講座も後半になると、残業代請求という講座の内容を踏まえて、参加されたみなさんで労働環境や労働条件についての話し合いが行われました。話し合いと聞くと堅い雰囲気だと思われますが、和気あいあいとした中、仕事の悩みなどを話し合いました。
今回の講座は、机上の講義だけでなく、参加された方がその講義を踏まえて意見や考え、今の状況を話しあい、とても意義のあるものとなりました。
事務局T