11月27日 映画「いのちの山河」上映会(小牧) (終了しました)
下記の上映会は512名の参加で盛会に終了しました。
今後も各地で上映運動が続くと思われます。お近くで上映会が企画されるときには、ぜひご協力いただけますようお願いします。
2010/12/27
事務局より
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映画「いのちの山河」を観ました。試写会のご案内をいただいたので観に行ったのですが、とても感動しましたので、若干の感想を記し、近く予定されている本上映会のご案内をさせていただきます。
まずは上映会のご案内を
*** 映画「いのちの山河」上映会 ***
日時:2010年11月27日(土)
第1回 10時30分〜
第2回 14時00分〜
第3回 18時30分〜
会場:ラピオ(まなび創造館)5階 あさひホール
愛知県小牧市小牧三丁目555番地
(ラピオは、平和堂というショッピングセンターと同じ建物です。「平和堂」の看板が目立っていますので、それを目印にするといいでしょう)
主催:「いのちの山河」を観る小牧の会
※チケットはホウネット事務局でも取り扱っています。052−910−7721までお問い合わせください。
前売り券 1200円 / 当日券 1500円
(小中高校生は当日券800円)
村長と村民が一体となった感動ドラマ
みなさま、この映画をご存じでしょうか? キャストは長谷川初範さん、とよた真帆さん、加藤剛さんなど豪華な顔ぶれでしたが、一般の映画のようには配給されていないため、あまり耳馴染み(目馴染み?)がないかもしれませんね。
これは私が、病院に勤める友人から聞いた話ですが、国民健康保険料が払えずに保険証が取り上げられてしまった方が、行きだおれ状態になって病院に運び込まれるも手遅れだった・・・。今こんなことが、ときどき起こっているようです。
さて、映画の話をします。
冒頭、悲惨なシーンが流れます。村の病人が自宅で死を迎えます。そこにお医者さんはいません。祈祷師が火を炊いて祈っていますが、それもむなしく亡くなってしまいます。ところが、亡くなった人をそれから病院へ運ぶというのです。貧しい農村に病院はなく、豪雪地帯のため、病院に連れて行くこともできなかった、しかし遺体を埋葬するためには医者の死亡診断書がないといけない。『死んでから病院へ行くなんて・・・』と村人たちが嘆く中、遺体はソリに載せられ雪の中を引かれていきました。
主人公の深沢晟雄(まさお)は、大学、満州時代を過ごし、色々な職を経た後、村長になります。定時制高校の教員時代、乳幼児の死亡率の高さを生徒たちから聞いていた晟雄は、村長になって『生命尊重』を掲げた政治を行っていきます。
映画の引用はこの辺にしておきますが、ところでみなさん、『政治』というのは、いくら小さな村であったとしても、すぐれたリーダー性を持つ村長ひとりの力で行えるものでしょうか。ひとりの力で変革していけるものでしょうか?
この映画では、ひとつの「いのち」にこだわる村長と村民の姿が描かれています。「いのちの格差は作らせない」という一つの大きな目標に一丸となって向かう人々の姿に感動し、「無縁社会」と言われる世情で自分はどう行動すべきだろうかと考えさせてくれる、夢のある物語(実話ですが)です。
私自身の経験で言いますと、強権的なパフォーマンス政治家が民衆を扇動し、「私のやることが民意だ」と言わんばかりに悪政を進める例はここ数年、何人も見てきたように思います。映画のように、本当に市民のことを大事にする社会づくりをしていけたらと、自身の中の希望を再確認した思いです。
お勧めの映画です。ぜひご覧ください。
(映画の公式ホームページ http://www.cinema-indies.co.jp/aozora2/index.php)
2010年10月25日
事務局K
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