2009年原水爆禁止世界大会に参加しました
2009年9月9日
恐怖の被爆体験を聞いて。
8月7、8,9日に開催された“2009年原水爆禁止世界大会”に初めて参加しました。
この三日間で最も強烈に印象に残ったことは、被爆者の被爆体験を直接、聞いたことです。被爆者から直接、被爆体験を聞くことは初めてでした。
今回、話をしていただいたのはUさんとKさんのお二人です。お二人とも長崎で原爆に遭いました。
Uさんは、屋外で友達と一緒に下駄を作っている時に被爆しました。
Uさんは服を着ていたため肌が露出していたところに火傷を負い、友達は上半身裸であったため大火傷を負い、まもなく亡くなってしまったとのことでした。
Kさんは、友達の家で過ごしていた時に被爆しました。
その後、行方不明者の探索の命を勤め先から受け、その際に髪の毛は無く、ボロボロになった親子が歩いているのを見たことや、遺体が物のように散乱していたことなど地獄のような光景を目にしたということを話してくださいました。
お二人の話は原爆の様子を映像でみるよりも説得力がありました。その説得力となるものは原爆に対する“怖さ”や“悲惨さ”であると感じました。同時に、お二人の話しを聞いて、原爆(核兵器)による怖さや悲惨さを経験することは二度とご免だと感じました。
人類が原爆(核兵器)による怖さや悲惨さを二度と経験しないためには、被爆者の方が行っているように原爆(核兵器)に対する怖さや悲惨さというものを伝えていくことは必要です。その役目を果たすことができるのが、直接被爆者の話を聞くことができた我々の世代であると思います。
これから、原爆(核兵器)に対する怖さや悲惨さを語り継いでいくためには、最初に原爆(核兵器)に関することを貪欲に吸収し、語り継いでいきたいです。