昨今の成年後見制度の現場から⑧(最終回)
2018年2月9日
身寄りの無い高齢者の権利擁護のために・・・
成年後見人の選任、その権限と業務のあり方、後見終了時の処理まで一通り説明してきました。最終回のテーマは、「一人暮らしの高齢者と権利擁護」。
名古屋北事務所は、名古屋市緑区に本部をもつ特定非営利活動法人ぷらっとほーむと提携し、一人暮らしで身寄りのない高齢者の方々の権利擁護の活動を取り組んでいます。単身高齢者の中には、配偶者、子どもがおらず、兄弟姉妹はいても遠隔地に住んでいたり、様々な事情から疎遠になって支援が受けられない方が沢山いらっしゃいます。ぷらっとほーむは、こういった高齢者が施設入所や病院の入院等に際して求められる身元保証人になったり、行政手続や預貯金の払い出し、買い物等の日常生活の支援等を行っている団体です。緑区の大規模団地で民生委員を長年やった方が、団地の高齢化の中で孤立無援になった高齢者が増加していることに気付き、これを支援するボランティア活動をはじめたのが前身です。
名古屋北法律事務所は、同団体と連携しながら、地域でサポートを必要としている高齢者の権利擁護のための様々な活動を行っています。また、名古屋北法律事務所きた事務所があるビルの7階にある「くらし支える相談センター」でもこうした相談をうけています。いずれも無料です。
弁護士 長谷川一裕(名古屋北法律事務所)
(「年金者しんぶん」へ寄稿した原稿を転載しています)
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