マイブーム 「鍋」
2008年12月16日
寒い冬の家庭料理はなんといっても鍋料理です。
鍋料理、ほんとうにおいしい味付けはなかなか難しい。昆布だしで魚や野菜をいっぱい放り込んで寄せ鍋にしても、さて、食べる段になると「ポン酢」 「大根おろし」「ゆずこしょう」「もみじおろし」「ごまだれ」などなどいろいろ試すのですがなんだか今一つ、食べあぐねるのです。
まつやのとり野菜みそ
友人が金沢へ単身赴任中に見つけた鍋の素が我が家の鍋料理の定番。山荘などの大人数の時には大きな鍋にたっぷり作って囲炉裏の自在鍵にかけてフウフウいいながら食します。
この鍋の素は、「まつやのとり野菜みそ」といいます。石川県白山市にある会社が製造しているもので、一個２６０円の小さな袋。
この味噌は白みそに鶏のだしの上品な味付け。嬉しいのは海老や蟹などの高い材料よりも豚バラの薄切り、カキ、豆腐、きのこ類とたっぷり白菜やねぎなどが一番ぴったり合うのです。
この味噌といっしょになんでも鍋に入れて煮るだけ。味付けは不要ですが、薬味に一味または七味唐辛子をちょっとかけるとさらにおいしい。最初の日には普通 に鍋の具を食べます。次の日にはうどんを入れましょう。その次にはおじやにと３回食べても白みその上品な味付けで飽きません。
先日も我が家での「ホームシネマ＆鍋」の集まりで大きな鍋に作って、すっかりきれいに平らげて片付けらくらくでした。
似たような鍋の素はいろいろありますがまったく味が違います。友人たちにも大人気。手間いらずの簡単鍋料理でフアンは増えるばかりです。
金沢周辺では定番の鍋の素でどこでも売っているとのこと。名古屋では販売している店が見つかりません。どこかで見つけられたらぜひともご一報ください。しかたなくアピタ北店で、直談判して取り寄せてもらいました。
もちろんインターネットでもお取り寄せできますが、送料が掛ってもったいない。
もう一つ、おまけに薬味はやっぱり京都・祇園、原了郭の「黒七味」がピシッと味を引き締めてくれます。味噌煮込みうどんや湯豆腐にも絶品の薬味でお気に入り。
ホウネット常任世話人 杉崎伊津子
