ホウネット総会 いのちのメッセージ 参加者に感動を与える
2010年4月22日
ホウネットは,4月17日,第7回総会を愛知県産業労働センターで開催しました。
第1部総会議事では,谷事務局長より,「法律と司法が市民に身近になるためにますますホウネットの重要性は高まっています。新年度もこれまでの取り組みを継続しながらも,暮らし何でも相談会を充実させ,身近なホウネットを目指していきます」とホウネットの活動報告がなされました。事務所からも裵明玉弁護士が,最近の相談の状況や弁護士の取り扱っている事件について報告しました。
第2部記念講演は,無言館館主の窪島誠一郎さんが,「無言館のこと 戦没画学生いのちのメッセージ」と題して講演。
ホウネット会長の松岡さんより,感想を寄せてもらいましたので,紹介します。
総会かんそう(感想・観想)記
総会・記念講演のまとめは聞いていませんが、まずは盛況だったのではないでしょうか。そんななか、いつの日か、暮らしと法律を結ぶ活動経験の発言が飛び交う総会を、ちょっぴり私の胸の内で描いていました。
記念講演では、無言館所蔵の絵画物語をもっと聞きたかったという声も聞きましたが、私自身は、語る本人が赤裸々な自画像を向き合わせる形で、早世した画家の偶然や翻弄された「いのちのメッセージ」を伝えようとした姿勢に感動を覚えました。
演者が語るデッサン館、無言館創設のエピソードを聴きながら、同じ早世画家でも、凝縮した人生や作品を残した村山槐多とすべてが「未完」で終わった戦没画学生の無念が対比され、しみいるように私の心に反戦平和が伝わってきました。ひょっとしたら、それが演者の意図だったかもしれないと、私なりの観想に至りました。
松岡洋文