ママさん所員のひとりごと
2009年1月15日
ママさん所員のひとりごと
今日は相田みつおさんの詩を紹介します。
人はどんな人でも、つまずきます。この詩の様に考えて行けたら、前を向いて歩いてけるのかなと思います。
つまづいているなと思っている人達に、読んでもらえたらと思います。
「つまづいたおかげで」
つまづいたり ころんだり したおかげで
物事を深く考えるようになりました
あやまちや失敗をくり返したおかげで
少しずつだが
人のやることを 暖かい眼で
見られるようになりました
何回も追いつめられたおかげで
人間としての 自分の弱さと だらしなさを
いやというほど知りました
だまされたり 裏切られたり したおかげで
馬鹿正直で 親切な人間の暖かさを知りました
そして・・・・・
身近な人の死に逢うたびに
人のいのちのはかなさと
いま ここに
生きていることの尊さを
骨身にしみて味わいました
人のいのちの尊さを
骨身にしみて 味わったおかげで
人のいのちを ほんとうに大切にする
ほんものの人間に裸で逢うことができました
一人の ほんものの人間に
めぐり逢えたおかげで
それが 縁となり
次々に 沢山のよい人たちに
めぐり逢うことができました
だから わたしの まわりにいる人たちは
みんな よい人ばかりなんです
詩集「にんげんだもの」より