原爆症集団訴訟 新訴訟スタート
2011年11月1日
11月1日、新たに愛知県在住の被爆者3名が、原爆症認定申請却下処分の取り消しを求めて名古屋地方裁判所に訴訟を提起しました。
提訴をしたのは森敏夫さん、山田初江さん、高井ツタヱさんの3名です。
原爆症認定訴訟については当事務所も長年にわたって取り組んできました。前回の訴訟では、4名の原告が闘い、最終的には3名の原告が原爆症認定を勝ち取ることが出来ました。
愛知以外にも、全国的に起こされていた集団訴訟は、2009年8月の「原爆症認定集団訴訟の終結に関する基本方針に係る確認書」によって、一旦終息しました。
しかし、その後も、行政は、被爆による影響をきちんと理解して認定をせず、多くの却下者を生み出してきました。
今回の訴訟は、そのような、原爆症認定行政の不当性を弾劾するものです。
今後もご支援の程を宜しくお願いします。
2011年11月1日 弁護士白川秀之